大失態を犯してしまいました…
先日、テレワーク用の
サブデスクトップPCを組もうと思い立ち、
フリマアプリ(メルカリやラクマ)で
PCパーツを物色していたのですが、
こんなものを見つけました。
↓
(写真はイメージです)
そう、Windows10 Pro
しかも、
1万円を切る超格安での販売。
飛びついてしまいました…
でもこれが大失態。
もし、WindowsOSを買おうと
考えている人がこの記事を読んでいるなら
一度人の手に渡ったもではなく、
Microsoftの正規代理店で、
"新品" を購入することをお勧めします。
大手家電量販店や、
Amazonなどですね。
なぜなら…
Microsoftはライセンスの種類だけでなく
購入経路まで追っているから
私自身、
かなり昔からデスクトップPCを自作しており、
OSやパーツについての知識はそこそこあります。
今回、WindowsOSを買おうとした時も、
「リテール版を買わなければいけない」ということも
しっかりと認識しておりました。
過去記事ですが、
Windowsのライセンスの種類についても
こちらにまとめてあります。
↓
https://drmk.jp/1474/
私はパーツ変更を視野に入れていましたし、
そもそもリテール版以外は他人への譲渡ができません。
なので、フリマアプリでよく見る
「ライセンスキーのみ」や「格安出品」は明らかにブラックなので
手を出さないつもりだったのですが、
・パッケージごとのお渡し
・ライセンスキーが書かれたカードあり
・1万円を切る超格安
という出品を見つけてしまい、
まさに飛びつく勢いで購入まで進みました。
「認証できなかったらどうしよう…」
という不安は少しあったのですが、Microsoftでは、
"電話認証" という最終手段・救済措置があり、
正規ライセンスなら最悪、
Microsoft側から認証作業や、ライセンスキーの再発行を
してくれるとわかっていたので購入しました。
ライセンス認証ができなかったら
Microsoftに電話をして譲渡されたことを伝えて
確実に認証してもらえるだろうと思ったわけです。
パッケージ単体で販売される製品ですので、
リテール版で間違いないため即決購入でした。
で、届いたのがこちら。
出品時の説明通りのものが送られてきて
インストールメディアもライセンスキーが書かれたカードも付属し
しかも、偽造品ではないようで一安心。
フリマでは、
商品イメージ画像をパッケージの写真にして、
ライセンスキーのみしか送ってこない
ブラックな出品者もたくさんいます。
注意ください。
しかし、ライセンス認証はできませんでした。
多分エラーコードから読み取るに
「使用済みライセンス」とのこと
でも、ここまでは想定内。
Microsoftの電話認証に頼ることにしました。
最終手段:Windows電話認証
キーボードのWindowsキーとRキーを同時押し、
もしくは左下のWindowsアイコンを右クリックで
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを出します。
出てきたウィンドウに
「slui 4」と入力し実行。
ポップアップ画面ができてきますので、
日本を選択し次へ進みます。
電話認証を行うための連絡先と、
インストールIDが表示されます。
フリーダイヤルがあるのでそちらに電話をかけ、
音声案内に従いインストールIDを打っていきます。
すると、自動音声から確認IDが返ってくるので、
それを打てばWindows10の認証が通るのですが…
私の場合はオペレータに電話がつながりました。
認証を進めるには追加の確認が必要とのことで、
今持っているWindows10のライセンスキーや
ライセンスの入手経を聞かれました。
素直に「中古で譲渡してもらった」と伝えたところ、
ライセンスキーの状態を確認し、
使用済みなら現行キーの無効化と
私が使うライセンスキーを再発行してくれる
ということになりました。
「よしよし、思い通りだ」
内心ガッツポーズをしたのですが、
ライセンスの状態を調べてもらったら
驚きの事実が発覚したのです…
リテール版でも譲渡不可!?
なんと、このライセンスキーは
「会員向け販売製品」だったのです。
パッケージ版ですしリテール版には間違いありませんが、
販売経路がAmazonや家電量販店経由ではなく、
なにかしらの「会員限定」のWindows10だったのです。
「会員向けライセンス」ですので、
非会員に譲渡することは規約違反。
リテール版でもだめ。
その「会員」というのが何の会員かまではわかりませんが、
私はもちろん非会員ですのでこのライセンスは使えません。
Microsoftはライセンスについてかなり厳しいので、
このライセンスに対してはこれ以上できることがなく、
しょうがなく手放すことになりました。
フリマの出品者も、多分その背景を
知らずに出品していたのかと思いますが、
Windows10のライセンスキーは怖いですね。
種類が多すぎますし、
その種類ごとにライセンスの制限がまちまちです。
しかも、外見から判断できないどころか、
Microsoftに問い合わせないと詳細がわからない。
フリマで出品されているWindowsOSは、
購入証明書や納品書、領収書までそろっているものでないと、
手を出してはいけないんだなとハッキリわかりました。
割高でも、大手家電量販店やAmazonなど、
確実に正規品を、正規ルートで買うべきですね。
今回フリマアプリで買ったWindows10は、
結局使えなくなってしまったのですが、
勉強代だと思って諦めました。
Amazonで買いなおすことにします。
もしあなたも、
Windows10を買おうと考えているなら、
買う場所は十分検討したほうが良いと思います。
ブラックなライセンスキーを
掴まされないようにご注意くださいね。