3月某日
我が家にG5が届きました。
この子は、2005年に製造・販売された、
現在の MacPro の先代に位置するデスクトップPCで、
PowerPC製 2.7GHz のCPUを2機(デュアル)搭載した、
当時のハイスペックマシンでした。
更に、Apple製品では凄く珍しい、
水冷CPUクーラーを搭載したモデルです。
当時の日本での販売価格は351,540円というバケモノっぷり
今回はこの "水冷G5" を入手したので紹介していきます。
外観
今回の水冷G5は、ヤフオクで調達をしました。
当時の販売価格は35万円でしたが、流石に2000年代前半のパソコンとなると、
パソコンとしての用途では使えないのでとても安価で手に入ります。
実際私が落札した価格は、4,500円でした。
PowerMac G5 と全く同じ外観ですが、Intel製CPUを積んだG5の後継機、
MacProは、今でも数万から数十万で取引されているので注意です。
それでは PowerMac G5 2.7GHz Dual [M9749J/A] の外観や詳細をみていきます。
なんとも言えない、アルミ製の曲線美のある独特なケースに惹かれました。
「美しい」の一言です。
バックパネルにあるレバーを手前に引き上げることで
サイドパネルのロックが外れる仕組みです。
美しい。
サイドパネルを手前に倒すように開けてみると、
アクリルの変な形のプレートがあります。
これはPC内部のエアフローを効率化し、
冷却性能を高めるための部品とのことでした。
そしてまず目に入るのが、
大きな "G5" という文字
PowerPC の G5 というCPUを
2基積んでいるので、縦に2つ "G5" と書かれているようです。
すごく迫力がありますね。
そして、デュアルCPUはロマンの塊ですね。
もう少し詳しく内部を見ていきましょう。
G5マークの左側に巨大な2連ファンがあります。
PCが巨大なだけに冷却ファンも巨大ですね。
他にもバックパネルやフロントパネルにももちろんファンがあり、
個数を数えてみたら大小7つも搭載されていました。
規格外ですね。
マザーボードをチラ見してみたら、
メモリが8枚刺さっていました。
後に規格を確認したら、
DDR 500MHz の 256MB と 512MB でしたが、
2005年当時はハイエンドな構成だったんでしょうね。
こちらはシリアルコードとスペック表記(左下)
PMG5 ... PowerMac G5 ですね
DP2.7 ... デュアルプロセッサ 2.7GHz ですかね。
メモリが2GBで、250GBのHDDを積んでいたようです。
グラフィックは NVIDIA の GeForce 6800 のようです。
ちなみにこのモデルはG5の中で最上位の構成で、
しかもAppleの歴代PCの中で、
唯一の水冷CPUクーラー搭載モデルです。
通称「お漏らしっ子」
G5の用途
なぜ今、2005年モデルの超型落ちパソコンを買ったのか
もちろんリビングPCとして使うわけではありません。
当時の最上位モデルだとしても、今では使い物になりません。
私は PowerMac G5 のデザインに一目惚れしたので
このケースを何かに使えないかと考えました。
そんなことを考えながらネットでいろいろ調べていたら
世界的にも PowerMac G5 のデザインは人気のようで
多くのApple信者がG5を様々なものにリメイクしていました。
少し紹介していきます。
最新スペックPC
これもロマンでしかないですね。
G5のケースを流用し、現代のパソコンを組んでしまおう
という考えですね。
半端なく格好いいです。
Apple信者の中では
"Case MOD" と呼ばれている改造です。
本棚
こんな本棚がデスクにあったら本当にお洒落ですね。
なんか頭良いように見えます。
この方のG5は本棚でありながら、
PCとしても機能している?ようです。
家具に
なんとパソコンがベンチや収納BOXになっています。
世界にはとんでもないことを考える人がいますね。
でも物凄くシンプルで格好いい気がします。
普通に欲しい。
BBQグリル
最後にBBQグリルです。
もうこれはクレイジー (良い意味で)
ぶっ飛んでますね。
こんなもの作る友達が欲しい。
まとめ
いろいろ紹介しましたが、私はケースを流用して
最新PCを自作していく予定です。
今からウキウキしまくりです。
毎日ベットからG5を眺めながら寝ています。
それほど一目惚れしてしまいました。
これからG5を使った自作PCの作成過程をブログにしていくので、
楽しみにしててくださいね。