「今から1時間だけはスリープしないでくれ!!」って思うことありませんか?
私は勉強中に黒板の写メを書き写している時や、
プログラミング中に悩んで手が止まってしまった時に
スクリーンセーバに入られると「おいっ」となります(笑)
そういうときに便利なコマンドをご紹介します。
スリープさせない方法
通常は「環境設定」からスリープまでの時間や、
そもそもスリープさせなくする設定ができます。
しかし、「よし今から勉強しよう!」と思ってから環境設定を弄るのは手間ですし、
設定を元に戻し忘れると、
気づいたら電池が無くなる、ということも起こります。
そんな時に今からご紹介するコマンドをターミナルで叩けば
簡単に一時的なスリープ抑制ができ重宝していますので、皆さんよかったら使ってみてください。
caffeinate
使い方は超簡単
ターミナルを起動して
[code]
$ caffeinate
[/code]
と打つだけです。
「caffeinate」 と打つだけでスリープは抑止されますが、
便利なオプションが色々あるので紹介します。
オプション
[code]
$ caffeinate -d
[/code]
ディスプレイのスリープを抑止します。
[code]
$ caffeinate -i
[/code]
システムのスリープを抑止します。
[code]
$ caffeinate -i 特定のコマンド
[/code]
このように特定のコマンドを指定すると、
そのコマンドが実行中の時のみスリープを抑制します。
[code]
$ caffeinate -m
[/code]
ディスクのスリープを抑止します。
[code]
$ caffeinate -s
[/code]
電源接続時のスリープを抑制します。
[code]
$ caffeinate -u-t 時間(秒)
[/code]
-u でユーザーがアクティブであることを宣言します。
-t で時間(秒数)を指定しスリープを抑制します。
例えば5分なら 60(秒) × 5(分) = 300 となります。
[code]
$ caffeinate -w PID
[/code]
PID(プロセスID) を指定して、そのプロセスが終了するまでスリープを抑制します。
PIDは 「アプリケーション」➡︎「ユーティリティ」➡︎「アクティビティモニタ」 で確認できます。
caffeinate -w 589
と打てば GoogleClome が終了するまでスリープを抑制します。
[code]
$ caffeinate アプリの実行ファイル
[/code]
アプリの実行ファイルを直接指定して、
そのアプリが終了するまでスリープを抑制することもできますが
直接指定するならPIDで指定した方が簡単です。
組み合わせ
これらのオプションは複数同時に使用することができます。
例えばディスプレイとシステムのスリープを抑制したい時
[code]
$ caffeinate -di
[/code]
終了方法
ctrl+Cで caffeinate コマンドを終了します。
まとめ
オプションを使うとすこし長く複雑になってきますが、
スリープを一時的に抑止するだけなら
[code]
$ caffeinate
[/code]
のみ打てば問題ありません。
ただしこのコマンドは Mac を開いた状態にのみ有効で、
Mac を閉じてしまうとスリープに入ってしまうので注意してください。
Mac を閉じても音楽等を流し続けたい場合は別の方法があります。
Coming Soon
ちなみに何故スリープ抑止が「caffeinate」かというと、、、
caffeinate を直訳で カフェイン入りの
カフェインといえば眠気防止のあれですよね。
なのでスリープ抑止ということらしいです。
遊び心があって面白いなと思いました。