パソコンを自作するとなると
パーツから自分で集める必要があります。
私も今年に入って初めて
自作PCを組んでみたのですが、
自分の好きなパーツで組めるのが楽しい反面
合う合わないの相性問題や、
自作PC特有の専門用語が多くあり
部品を実際に集めるまでに勉強が必要で大変でした。
今日は自作PCを組むための知識で
部品集め、特に中古で集める場合に知っておくべき
「バルク品」と「リテール品」について
解説していきたいと思います。
バルク、リテール、ジャンク
PCショップに行き、新品でパーツを集めるなら
あまりきにする必要がありませんが、
Yahooオークションやメルカリなどで
中古品を安く集める場合には
「バルク」「リテール」「ジャンク」
という単語に注意が必要です。
「ジャンク」という単語は
一般的に使われていて、
「動作するかわからない、動作保証はできない」
という意味ですが、
「ジャンク品」以外にも自作PCのパーツには
「バルク品」「バルク」と「リテール品」「リテール」
という単語が用いられます。
ちゃんとした意味を調べずにパーツを探していた時、
私は「バルク = 動作保証がない」
という意味なのかなと思っていましたが
動作保証がないのはジャンク品で、
バルク品というのはまた違った特殊な意味があったのです。
バルク品
バルク品というのは、
パソコンメーカーで過剰在庫になったパーツ
使われなくなったパーツ
のことを指します。
パソコンパーツのメーカーは、
パソコンを組み立てるメーカー向けに
HDDや高額ドライブ、メモリなどをまとめて販売しますが、
そのとき余ってしまった在庫を
パソコン組み立てメーカーではなく、
パソコンパーツショップに卸したのが
バルク品の特徴としては簡易包装
しっかりとパッケージされている正規品に比べて
バルク品はプチプチに包まれているだけの簡易包装です。
また、パーツの取扱説明書や
付属品等が全くありません。
そのため価格が安いという
とても大きなメリットがあります。
さらに調べたら価格面以外のメリットもあるのです。
バルク品のメリット・特徴
調べる以前は
バルク品は動作保証がないもの、
パッケージされていなくて不安なもの
というイメージを持っていましたが、
正規品との違いは、ほぼほぼ、パッケージされていないだけ
同じメーカーが同じ工程で作った、
不良品ではないものだったのです。
パッケージがないことに目を瞑れるなら
価格も安いですしメリットしかありませんね。
私は簡易包装でも
壊れてさえいなければ全く気にならないので
自作PCの多くをバルク品で集めました。
バルク品として流通しているパーツ
バルク品としてパーツショップでよく見るのは
下記のように、1台のPCに複数必要なパーツです。
メモリやHDD,SSDは結構高価なパーツですので、
低予算で高品質なものを集められるのは良いですね。
リテール品
リテール品というのは、
バルク品と逆で
しっかりとパッケージされて販売されているものです。
付属品も揃っており、
一般販売向けの商品です。
「リテール品」以外の言い回しもあり、
CPUでは「ボックス品」
他のパーツでは「パッケージ品」
などと呼ぶこともあります。
初めて自作する人や、
今後使わなくなった時に中古販売を視野に入れている人は
説明書を含む付属品が揃っている
リテール品を買うのが良いかもしれません。
リテール品のメリット・特徴
保証が長いのはとても嬉しいですね、
精密機械ですしPC関連の製品は割と初期不良や不具合が起こります。
しかし、いくら保証期間内だとしても
当たり前ですが落下やショートは自己責任で保証は受けられません。
リテール品として流通しているパーツ
一般販売向け商品ですので、
PCパーツのほぼ全てがリテール品ではあります。
なかでもあげるとしたら、バルク品とは逆に
1台のPCに1つだけ使用するパーツが多いのですかね。
まとめ
バルク品とリテール品の特徴をまとめましたが
皆さんならどちらのパーツで自作PCを組みますか?
私は 中古販売を視野に入れていないことと
パッケージがなくても気にならない、
予算を抑えたいという観点から
積極的にバルク品でPCを組みました。
製品の質はバルク品もリテール品も変わらないですしね。
安いからといってジャンク品に手を出す勇気がない方に
バルク品はオススメなのではないでしょうか。